木造アパートのポジティブな特徴
まず大きな特徴として挙げられるのは家賃が安いことです。木造アパートは建築コストが比較的安い建物です。したがって同じような条件の賃貸物件の中では、鉄骨や鉄筋コンクリートより木造アパートが家賃がリーズナブルな傾向にあります。家賃が安いという事は、敷金・礼金・保証料などの初期費用も安く抑えられるということ。できるだけコストをかけず引越したい方におすすめです。
また、建物の通気性が良いこともメリットの1つ。空気を通しやすいので建物内に湿気や熱などがこもりにくいでしょう。また、木にはもともと調湿性があり、これも湿気を防ぐ要因になっています。結露やカビなど湿度が高いと起こりやすいトラブルも木造アパートなら回避しやすいでしょう。
木造アパートのネガティブな特徴
まず押さえておきたいのは遮音性の低さです。木造の建物は音を遮断するのが得意ではありません。そのため、アパート外の音や隣室の音などが聞こえやすいというデメリットがあります。アパートの立地環境によっては外の騒音に悩まされる可能性もあるでしょう。また、隣室の生活音が気になったり、また逆に自分の部屋の音が隣室に聞こえたり、ご近所トラブルが発生するリスクもあるので注意が必要です。
また、通気性が良いため室内の空気が外に逃げやすく、冷暖房が効きにくいという点もデメリットです。そのほか、築年数によっては耐震性が低い状態の可能性もあります。耐震基準をクリアしているか、築年数が古くても耐震工事がなされているかなど確認した方が良いでしょう。